ペン紛失防止ホルダーの作り方|100均リール×3DプリンターDIY
「作業で使うマジックペンが、いつの間にかなくなっている」
福祉施設でよくある悩みではないでしょうか。
今回は、もちの木園の職員さんからのご依頼で、身体に付けられるマジックペンホルダーを製作しました。
使ったのは、100均のリール付きストラップと、3Dプリンターで作った小さなホルダーだけ。材料費は合計120円です。
ペンを使ったら手を離すだけ。リールが自動で巻き取ってくれるので、「どこかに置いてきた」がなくなります。
この記事では、作り方と現場での使い方を紹介します。
マジックをなくす悩み
もちの木園では、作業の記録や検品のチェックにマジックペンを使う場面が多くあります。
ところが、
- 書いた後、その辺に置いてしまう
- 移動した先に置き忘れる
- 気づいたときには行方不明
これは職員さんだけでなく、利用者さんにも共通の悩みでした。
「ペンを探す時間」は小さいようで、毎日積み重なると大きなロスです。そこで「そもそも手放せない仕組み」を作ることにしました。
完成品の紹介
こちらが完成品です。

ペンに赤いホルダーを取り付け、リール付きストラップで身体とつなぎます。
- 書くとき: リールが最長約40cmまで伸びる
- 使い終わり: 手を離せば自動で巻き戻る
ズボンのベルトループやエプロンに付ければ、ペンは常に身体のそばに。置き忘れ自体が起こらなくなります。
材料と費用(120円)
ペンは、もちの木園さんがよく使う「油性ツインマーカー」を使用します。

| 材料 | 費用 |
|---|---|
| リール付きストラップ(100均) | 110円 |
| ペンホルダー(3Dプリンター・TPU) | 約10円 |
| 合計 | 120円 |
リールストラップはダイソーの「革風ストラップ(リール付き)」を使いました。

リールは最長約40cm、ストラップ全長は約20cm。両端にフックが付いているので、加工なしでそのまま使えます。
ホルダーを3Dプリント
3Dプリンターで作るのは、この小さなホルダー1個だけです。

大小2つの輪がつながった、8の字のような形です。
- 大きい輪: ペンを通す
- 小さい輪: リールのフックを掛ける
今回は赤・青・黄の3色を作りました。色を変えれば「誰のペンか」がひと目で分かるので、複数の職員さんや利用者さんで使い分けるときに便利です。
素材はTPUがおすすめ
ポイントは、柔らかいTPU素材でプリントすることです。
- 柔らかく伸縮するので、多少のペンサイズの違いに対応できる
- 着脱を繰り返しても割れない
- ペン本体を傷つけない
硬いPLAで作ると、ペンの太さにピッタリ合わせる必要があり、着脱時に割れることもあります。TPUなら内径がわずかに小さめでも、伸びてしっかりフィットしてくれます。
使用するフィラメントはごく少量なので、材料費は約10円です。
私が使っているのはこれ👇
組み立てと装着
組み立ては1分で終わります。
- ペンにホルダーの大きい輪を通す
- 小さい輪にリールのフックを掛ける
- ストラップをベルトループやエプロンに装着

これで完成です。工具も接着剤も必要ありません。
現場に届けました
完成したペンホルダーを、もちの木園の職員さんにお渡ししました。
「これでマジックをなくさなくなります!」
と、とても喜んでいただけました。
ペンをよく使う職員さんはもちろん、物の管理が苦手な利用者さんの支援グッズとしても活躍しそうです。
ストラップで固定する方法は、ペン以外にも応用できます。当ブログでは、同じ考え方で作ったハサミの持ち出し防止ストラップも紹介しています。

まとめ
100均リールと3Dプリンターで、マジックペンの紛失防止ホルダーを製作しました。
- 材料費は合計120円
- TPU素材ならペンサイズの違いに対応・割れない
- リールで「そもそも手放せない仕組み」を作るのが紛失防止のコツ
- 色分けすれば「誰のペンか」もひと目で分かる
「探す時間」をなくせば、そのぶん支援や作業に集中できます。
ペンの置き忘れにお困りの現場は、ぜひ試してみてください。
作ってツナガル工房では、日々の「困りごと」を解決する自作アイデアを発信しています。
みなさんのリクエストも大歓迎です!




