100均DIY!気づけるハサミ持ち出し防止ストラップの作り方
福祉施設の作業現場で、「ハサミを机に置いてほしいのに、いつの間にか持って行かれてしまう…」そんな困りごとはありませんか?
原因は、悪気なく“持っていることを忘れてしまう”こと。
大切なのは固定ではなく、「気づきを与えて防ぐ仕組み」です。
そこで今回は、福祉現場の依頼から生まれた「ハサミ持ち出し防止ストラップDIY」を紹介します。
100均クランプと3Dプリント金具の2種類を、低コストで作れるよう工夫しました。
作り方から使用感、安全面でのポイントまで解説。
“気づきの工夫”で、現場はもっとラクになります。
- “止める”のではなく“気づかせる”考え方
- 持ち出し防止ストラップの作り方
- 実際に使ってみた感想と安全面での配慮
ハサミを持って行ってしまう本当の理由
福祉施設の作業現場で、
「ハサミを机の上に置いておいてほしいのに、いつの間にか持って行かれてしまう」
そんな困りごとはよくあります。
ですが実際には、利用者さんが“悪気なく”持って行っているケースがほとんどです。
作業に集中しているうちに、
- 手に持っていることを忘れる
- そのまま次の場所へ移動してしまう
という流れが起きています。
つまり問題の本質は
「持って行ってしまう」ではなく「気づくきっかけがない」
という点だと感じました。
固定ではなく“気づきを与える”
今回のDIYで大切にしたのは、
「ガチガチに固定すること」ではありません。
目的は、
👉 利用者さん自身が
「引っ張られて、あ、持ってる」
と気づけること。
そのため、
- 完全拘束しない
- 強く引っ張られても安全
- 違和感で“気づき”が生まれる
この3点を意識して仕組みを考えました。
“止める”のではなく
“気づかせる”
これが、この机固定ストラップDIYのコンセプトです。
100均クランプタイプ|材料と作り方
まずは、100均材料のみでできるタイプを紹介します。
最大のメリットは、「加工なしですぐ使える」こと!
※材料の目安:330円(100均x3点)

作り方は、
- ハサミにスプリングキーホルダーを取り付ける
- スプリングキーホルダーにネックストラップを取り付ける
- ネックストラップを机側(クランプ)に固定する
これだけです。
3Dプリント金具タイプ|材料と作り方
こちらのメリットは、
・机の構造に合わせて固定できる
・目立たず、安全に設置できる こと
※材料の目安:230円(100均x2点、プリント材料費10円)

こちらも作り方は、
- ハサミにスプリングキーホルダーを取り付ける
- スプリングキーホルダーにネックストラップを取り付ける
- ネックストラップを机側(3Dプリント金具)に固定する
これだけです。
ここからは、3Dプリンターの説明をします。
3Dプリンター
私が実際に使っている Bambu A1 mini はこちら👇組み立てほぼ不要、初心者でもすぐ使えます。(Amazonで約4万円/セール時は約3万円)

Bambu Lab A1 mini、組立簡単、500mm/s 高速高精度、全自動キャリブレーション&流量補正、静音、初心者向け、家庭用、日本語UI対応、造形サイズ:180 * 180 * 180mm³
フィラメント:PETG
今回は、適度な強度と柔軟性のあるPETGを採用。
PETGは
・しなやかで割れにくい
・繰り返しの着脱に強い
・適度にしなる
今回のような力のかかるパーツに適しています。
PLAでも作ることはできますが、硬いため繰り返し引っ張ると割れる可能性があります。
そのため、長く使うことを考えてPETGを選びました。
私が実際に使っているPETGフィラメントはこちら👇(Amazonで約2,000円)

ELEGOO 高速 PETG フィラメント 白色 印刷速度600mm/s対応可能 (1KG/スプール)
おすすめ設計ソフト、スライサーソフトの選び方

設計手順とポイント
- ストラップを取り付けたい机のサイズに合わせて、固定用の取付穴を設計
- ネックストラップを取り付ける穴を設計
※今後ストラップを追加できるよう、穴を2つ開けています。

スライサー設定とポイント
まず初期設定で一度プリントし、状況に合わせて調整しましょう👇

💰 印刷コストの目安
- 材料費:約10円
- 印刷時間:約23分
スプリングキーホルダー|伸び縮みで安全+気づきを生む仕組み
このDIYのいちばん大事なポイントは
伸び縮みする「スプリングキーホルダー」です。
もし普通の紐だけだった場合、
- 強く引っ張られて切れる
- 急に止まってケガをする
といったリスクがあります。
そこで、あえて伸びるスプリングキーホルダーを入れました。
これにより、
✅ 引っ張られると“違和感”が出る
✅ クッションになるので安全
✅ 利用者さんが自分で気づける
という効果があります。
「引っ張られて止める」のではなく、
「伸びて気づかせる」イメージです。
実際に使ってみた感想と安全面での配慮
実際に現場で試してみると、
- ハサミの持ち出しが減った
- 職員さんが探す時間が減った
- 利用者さん自身が気づく場面が増えた
という変化がありました。
高価な専用品がなくても、
少しの工夫で現場の困りごとが改善できました。
作ってツナガル工房では、日々の「困りごと」を解決するアイデアを発信しています。
みなさんのリクエストも大歓迎です!



