視線対策パーテーションDIY|3Dプリンター×就労支援の作り方
「人の視線が気になって集中できない…」
そんな悩みはありませんか?
特に支援現場では、視線や周囲の刺激が負担になり、作業が途切れてしまうこともあります。
そこで、アルミパイプと3Dプリンターで“手作りパーテーション”を作りました。
低コストで設置でき、安心して集中できる環境を作れます。
試作と改良を重ねた設計をもとに、作り方と工夫を解説します。
- パーテーションの作り方
- 手づくりと市販品のコスト
発達障害の方によくある“視線が気になって集中できない”悩み
「人に見られている」と感じるだけで、集中できなくなることはありませんか?

周囲の視線が気になって
作業や勉強に集中できない…
特に発達障害のある方にとっては、視線がより気になって作業に集中できないことがあります。
「集中しようね」と言うより、視線を遮ってあげることが必要です。
既製品のパーテーションもありますが、サイズが合わなかったり、設置が面倒だったりと、現場に合わず導入しづらいという声が多く聞かれます。
手作りパーテーションで視線を遮断
日頃お世話になっている福祉施設の職員さんから、こんな相談をいただきました。
視線を遮断できて、作業場所にぴったりサイズのものが欲しい!

そこで考えたのが、
アルミパイプと3Dプリンターで作る
手作りパーテーション!

- 個人の作業エリアに合わせた設計が可能
- 材料はホームセンターやAmazonで買える
- 一般工具で 簡単に設置・移動ができる
誰でも入手できる材料を使い、
短時間で設置・移動までできるのが特徴です。

費用予測:2~2.5万円程度
(今回のサイズで市販のパーテーションを用意すると5万円程度)
材料と工具|ホームセンターやAmazonで購入
ここからは、安心パーテーションの材料と工具を紹介します。
製作イメージと設計のポイント
✅骨組みはアルミパイプ構造
✅固定は天井と床で突っ張る
✅入口はのれんで目隠し
✅壁はプラダン(プラスティックダンボール)
✅部分的に3Dプリント部品を使用

材料:ホームセンター・Amazonで購入
💰購入品の材料費|¥20,157円
《骨組み材料》ホームセンターで購入
✅アルミパイプ(設置場所に合わせて長さを選定してください)
・Φ28x1900mm ¥910円x8個
・Φ28x1000mm ¥481円x3個
✅連結金具 SGF-0014 ¥503円x3個
✅金具インナー SGF-0009 ¥327円x2個
✅金具アウター SGF-0007 ¥272円x12個
✅フットコネクタ SGF-E01 ¥184円x3個
✅アジャスターボルト M8x50 ¥320円x3個

《壁・のれん》
✅プラダン 厚4mmx910x1820 ¥999円x3枚
✅のれん(Amazon)¥1,498円x1個
(布やカーテンでも代用可)

工具:切断・組立・仕上げ用
✅5mmレンチ:アルミパイプ締付用
✅13mmスパナ:アジャスターボルト締付用
✅弓ノコ:アルミパイプカット用
✅ヤスリ:アルミパイプカット面のバリ取り用
✅ニッパー:3Dプリント部品のバリ取り用
✅カッター:プラダンカット用
✅500mm定規:プラダンカット用
✅カッターマット、もしくは要らなくなった段ボール:プラダンカット用

材料と機材|3Dプリンター
ここからは、3Dプリンターの材料と機材を紹介します。
3Dプリンター
私が実際に使っている Bambu A1 mini はこちら👇組み立てほぼ不要、初心者でもすぐ使えます。(Amazonで約4万円/セール時は約3万円)
フィラメント:PLA
今回の部品はすべてPLAフィラメントで出力しています。扱いやすく失敗しにくいので、初心者の方にもおすすめです。
私が実際に使っているPLAフィラメントはこちら👇(Amazonで約2,000円)
おすすめ設計ソフト、スライサーソフトの選び方

3Dプリンター部品の作り方
① 設計手順とポイント
- プラダン固定:46個
一方はアルミパイプ、もう一方はダンプラを挟み込む設計 - 天井固定:3個
天井に接する面は滑り止めの溝を設ける - キャップ:2個
アルミパイプの端にはめ込む - 脚:2個
アルミパイプの地面側に取付け

② スライサー設定とポイント
まず初期設定で一度プリントし、状況に合わせて調整しましょう👇

印刷時間とフィラメント材料費|¥670円
- プラダン1個➡27分_10円(46個使用¥460円)
- 天井固定1個➡54分_40円(3個使用¥120円)
- キャップ1個➡9分_5円(2個使用¥10円)
- 脚1個➡55分_40円(2個使用¥80円)
🎁 STLデータ無料配布
👉 プラダンのstlデータをダウンロード
👉 天井固定のstlデータダウンロード
👉 キャップのstlデータをダウンロード
👉 脚のstlデータをダウンロード
※個人利用の範囲でご自由にお使いください。
※再配布・商用利用はご遠慮ください。
購入部品のカット
アルミパイプをカット
- アルミパイプを固定できる場所を用意
- 必要な長さに合わせて 弓ノコでアルミパイプをカットする。
・長さは設置場所に合わせて設定してください。 - 切断面のバリをヤスリで整える。

ダンプラをカット
- カッターマット、もしくは要らなくなった段ボールを床に敷きます。
- 500mm定規でカッターをガイドするとまっすぐ切れます。
- カッターでダンプラをまっすぐカット。
・500mm定規でカッターをガイドするとまっすぐ切れます。
・大きさは設置場所に合わせて設定してください。 - カドは鋭利で危ないので、少しカットしておくと良いです。
パーテーションの組み立て手順
- (自宅で)骨組みの組み立て
アルミパイプと金具で骨組みを作る。 - プラダンで壁を組み立て
アルミパイプに、3Dプリントしたプラダン部品でプラダンを固定する。 - 入口にのれんを取り付け
- 現地で設置
車で運搬できる大きさに分解し、現地で再度組付ける。

実際にかかった材料費まとめ
💰材料費合計|¥20,827円
- Φ28x1900mm ¥910円x8個
- Φ28x1000mm ¥481円x3個
- 連結金具 SGF-0014 ¥503円x3個
- 金具インナー SGF-0009 ¥327円x2個
- 金具アウター SGF-0007 ¥272円x12個
- フックコネクタ SGF-E01 ¥184円x3個
- アジャスターボルトM8x50 ¥320円x3個
- プラダン 厚4mmx910x1820 ¥999円x3枚
- のれん(amazon)¥1,498円x1個
- 3Dプリント フィラメント材料費 ¥670円
(今回のサイズで市販のパーテーションを用意すると5万円程度)
作って解決!現場の悩みを形にするものづくり
今回の安心パーテーションは、職員さんの「困った」という声から始まり、形状を少しずつ調整しながら作り上げたものです。
3Dプリンタを使えば、現場のニーズに合わせて必要な道具をすぐに形にできるのが大きな強みです。
「気になる視線」に悩んでいる方は、ぜひ気軽に試してみてください!

作ってツナガル工房では、日々の「困りごと」を解決するアイデアを発信しています。
みなさんのリクエストも大歓迎です!



