音の出るスパイラルプットイン課題DIY|手と目と耳の感覚遊び
くるくる、くるくる……最後に「チーン」。
ビー玉がらせんを回って落ち、最後にベルを鳴らす——この「チーン」が病みつきになる子が、福祉の現場で少なくないそうです。落ち着かないとき、チーン、チーンと鳴らして気持ちを整える子もいるとか。
以前作ったスパイラルプットイン課題に「音」を足したら、手と目に「耳」が加わって、ますます夢中になれる課題になりました。

- 放課後等デイサービス・療育のスタッフさん
- 音の出る感覚遊びグッズを手作りしたい方
- スパイラルプットインをもっと楽しくしたい方
- 音が鳴るスパイラルプットイン課題の作り方
- ベルの位置決めのコツ(完成のカギ)
- 音あり・なしの切り替え方
「音」を足したら夢中になった
前作のスパイラルプットイン課題は、ビー玉がくるくる回って落ちる「見て楽しい」課題でした。
前作はこちら👉 スパイラルプットイン課題の作り方|3Dプリンター感覚遊びDIY
使ってもらう中で、「落ちた瞬間に音があれば、もっと達成感が出るのでは」と考え、出口にベルを付けてみました。すると予想以上に反応が良く、「チーン」の音が好きで繰り返す子が続出。落ち着かないときに自分で鳴らして、気持ちを整える子もいるそうです。
手・目・耳をいっしょに刺激する
この課題のポイントは、3つの感覚が同時に働くことです。
- 手:ビー玉をつまんで穴に入れる(指先の操作)
- 目:らせんを回って落ちるビー玉を追う(視覚追跡)
- 耳:最後の「チーン」を聞く(聴覚のごほうび)
「入れる→見る→聞く」の流れに”達成の音”が加わることで、「もう一回」が自然と続きます。
設計のポイント
① らせんを回って落ちる本体
透明のフィラメントで、中を回るビー玉が見える設計です。前作のスパイラルを踏襲しています。

② ベルの位置決めが完成のカギ
一番こだわったのがベルの位置です。ビー玉の出口にベルをセットし、落ちたビー玉が「ベルに当たって、そのまま一方向へ転がり出る」ように、本体とベルの位置関係を調整しました。ここがずれると、ビー玉が詰まったり、うまく鳴らなかったりします。

③ 音は外せる
ベルは固定せず、外せるようにしています。音が刺激になりすぎる場合や、静かに手と目だけに集中したいときは、ベルを外して「見るスパイラル」として使えます。利用者さんに合わせて刺激の量を調整できます。
印刷と材料
本体は透明のPLAフィラメントで印刷しました。パイプの内側はサポート材を付けられない構造のため、ハイクオリティ設定できれいに造形しています。
💰 材料と費用
- フィラメント(PLA透明・約180g):約360円
- ダイソー ベル:220円
- ダイソー ビー玉(15〜16mm・40個入り):110円
- ダイソー ケース(トレー):110円
- 合計:約800円
- プリント時間:約16時間



使用したフィラメント PLA(半透明)
私が実際に使用しているフィラメントはこちら👇(Amazonで約2,000円)
3Dプリンターをこれから始めたい方は、こちらの記事も参考に

遊び方・使い方
上からビー玉を入れるだけ。くるくる回って落ちて、最後にチーン。
- 慣れてきたら、何個連続で鳴らせるか数える遊びに
- 色をそろえて入れる、順番に入れるなどアレンジも自由
- 音が刺激になりすぎるときは、ベルを外して静かに遊べます
動画は近日公開予定です。
この課題で育つ力
- 指先の操作(手)
- ビー玉を目で追う視覚追跡(目)
- 音を聞く・鳴らす楽しさ(耳)
- 繰り返し取り組む集中力
- 「チーン」と鳴らして気持ちを整える(情緒の安定)
まとめ
- プットイン+回転+音(チーン)で、手・目・耳を同時に刺激する感覚遊び
- ベルの位置決めが完成のカギ
- 音は外せるので、利用者さんに合わせて刺激量を調整できる
現場の「この音が好き」という声から生まれた進化版です。ぜひ試してみてください。







