初心者向け|3Dプリンターのフィラメント選びとスライサー設定の基本
3Dプリンターを始めたばかりのとき、「どのフィラメントを選べばいいの?」「スライサー設定はどうすればいいの?」と悩んだことはありませんか?
実はこの2つは、失敗する人が最初につまずくポイントです。
この記事では、現場で実際に使っている経験をもとに、初心者でも迷わないフィラメントの選び方とスライサー設定の基本をわかりやすく解説します。
この記事を読めば、「とりあえずこれでOK」という基準がわかり、失敗を減らしながら3Dプリンターを楽しめるようになります。
フィラメントの種類と特徴
| 種類 | 特徴 | おすすめ用途 | 初心者向け |
|---|---|---|---|
| PLA | 失敗が少ない・においが少ない・扱いやすい・原材料は植物性 | 室内用の小物・試作品 | ◎ |
| PETG | しなりがある・強度がある・折れにくい | 耐久性が必要なパーツ・実用部品 | ○ |
| TPU | やわらかい・ゴムのような質感・印刷速度を遅くする必要あり | クッション・滑り止め・柔軟パーツ | △ |
| ABS | 耐久性がある・屋外向け・反りやすい | 屋外使用・強度が必要な部品 | △ |
初心者におすすめのフィラメントはこれ
初心者にはPLAフィラメントがおすすめです。
PLAフィラメントは、3Dプリンターの中でも最も扱いやすく、失敗しにくい素材として広く使われています。
その理由は大きく3つあります。
- 反りにくく、造形が安定しやすい
- においが少なく、室内でも使いやすい
- 初期設定で失敗しにくい
特に、初めて3Dプリンターを使う方は「うまくプリントできない」という失敗をしやすいため、まずは成功体験を得やすいPLAから始めるのが安心です。
一方で、用途によっては他のフィラメントが向いている場合もあります。
- しなりや強度が必要 → PETG
- 柔らかいパーツ → TPU
- 屋外で使うもの → ABS
このように、「まずはPLAで基本を覚え、必要に応じて他の素材に挑戦する」という流れがおすすめです。
私が愛用しているおすすめフィラメント3選
まずは初心者におすすめのPLA
PLAプラス(ELEGOO)
一番よく使用します。強度や柔軟性が要らないもの、お試しプリントはPLAがおすすめ。大量にプリントする方は、まとめ買いがお得。
Amazonで約2,000円
4個セットで約7,000円
PETG(ELEGOO)
しなりや強度が必要ならPETG。設定温度がPLAより少し高いくらいで、PLAの次に簡単だと思います。
Amazonで約2,000円
4個セットで約7,000円
こんなプリントにおすすめ
TPU(SainSmart)
柔らかさが必要ならTPU。PLAやPETGに比べ少し値段は高いですが、野菜サンプルなど柔らかさが欲しいプリントにピッタリ。
Amazonで約3,500円
こんなプリントにおすすめ
スライサーソフト(Bambu Studio)インストール
スライサーソフトはプリンターに合わせましょう。
私が実際に使っている Bambu A1 mini はこちら👇組み立てほぼ不要、初心者でもすぐ使えます。(Amazonで約4万円/セール時は約3万円)
なので、Bambu Studioを使っています。

よくある失敗「定着しない・はがれ」を防ぐための対策
スライサーはまず初期設定で一度プリントし、状態に合わせて微調整すると良いでしょう。
初期レイヤーがビルドプレートへ定着しない
(上から順番に実施)
①ビルドプレートの清掃・脱脂
ビルドプレートを手で触ると汚れや油分が付いて、フィラメントの定着が悪くなります。
②1層目高さ:0.2㎜→0.18㎜と下げる。
ノズルをビルドプレートに近づけます。
③ビルドプレート温度(1層目):基本設定より高めにする。
④線幅(1層目):0.5㎜→0.55㎜と太くする。
⑤流量比:1→1.05と大きくする。
造形物の端が浮く・はがれる
①ビルドプレート温度(他の層):基本設定より高めにする。
②1層目高さ:0.2㎜→0.18㎜と下げる。
③線幅(1層目):0.5㎜→0.55㎜と太くする。
④流量比:1→1.05と大きくする。
初期レイヤーがノズル側にくっ付いてしまう
①ノズルの清掃
②1層目高さ:0.2㎜→0.22㎜と大きくする
造形物が「細い・高い」ではがれる
①ブリム(接着面を広くする)や、ラフト(接着面に土台を付ける)を追加。
②1層目高さ:0.2㎜→0.18㎜と下げる。
②スピードを落として振動を減らす。
まとめ|迷ったらこの組み合わせでOK
3Dプリンター初心者がつまずきやすい「フィラメント選び」と「スライサー設定」ですが、まずは基本を押さえることで失敗を大きく減らすことができます。
特にフィラメントは、PLAを選べば安定して印刷しやすく、最初の一歩として安心です。
また、スライサー設定も細かく調整する前に、まずは基本設定で「しっかり出力できる状態」を作ることが大切です。
今回のポイントをまとめると👇
- 初心者はまずPLAフィラメントから始める
- 設定はシンプルな基本設定でOK
- 慣れてきたら用途に応じて素材を変える
最初はうまくいかないこともありますが、原因の多くはフィラメントと設定の組み合わせです。
この記事の内容をベースに調整していけば、安定して印刷できるようになります。
👉迷ったら「PLA × 基本設定」でOK。
まずは気軽に1つ作ってみることから始めてみてください。





