ハサミ落下防止ホルダーの作り方|3Dプリンターで定位置を作る安全対策
作業現場や支援の場面でよく使う「ハサミ」。
「机の上で落ちそう」「置き場に困る」と感じたことはありませんか?
そんな悩みを解決するために、
机の脚に固定できるハサミホルダーを3Dプリンターで製作。
以前紹介した、ハサミの持ち出し防止ストラップ と組み合わせることで
「持ち出し防止+落下防止」ができる安全対策DIYを紹介します。
- 定位置を作るという考え方
- ハサミホルダーの作り方
- ハサミホルダーを使った効果
作業場でのハサミの困りごと
作業場でハサミを使ってると…
・作業中に手が当たって落ちてしまう
・足元に落ちてケガにつながる可能性がある
・刃先がむき出しで危ない
ハサミは刃物なので、置き方によってはケガのリスクもあります。
正しく保管しないとケガの原因になる可能性もあるため、収納方法も重要です。
ハサミホルダーで定位置を作る
そこで考えたのが
👉 ハサミの定位置を作ること

ポイントはこの3つです。
・机の上が広く使えるよう、脚に設置
・片手で出し入れできる
・刃先が安全に収まる
「どこに置くか迷わない状態」にすることで、自然と安全な行動につながります。
特に支援の現場では
・誰でも同じ動きができる
・迷わない仕組み
がとても重要です。
今回、ホルダーは3Dプリンターで製作。
3DプリンターDIYのメリットは
・サイズや角度が自由でピッタリ調整が可能
・好きな色で現場の雰囲気に合わせられる
・必要なだけ作れる
3DプリンターDIYなら「現場に最適化」できます。
ハサミホルダーと作る材料と機材
ここでは、ハサミホルダーの自作に必要な材料と機材を紹介します。
3Dプリンター
私が実際に使っている Bambu A1 mini はこちら👇組み立てほぼ不要、初心者でもすぐ使えます。(Amazonで約4万円/セール時は約3万円)

Bambu Lab A1 mini、組立簡単、500mm/s 高速高精度、全自動キャリブレーション&流量補正、静音、初心者向け、家庭用、日本語UI対応、造形サイズ:180 * 180 * 180mm³
フィラメント:PETG
今回は、適度な強度と柔軟性のあるPETGを採用。
PETGは
・しなやかで割れにくい
・繰り返しの着脱に強い
・適度にしなる
今回のような挟み込む形状のパーツに適しています。
PLAでも作ることはできますが、硬いため繰り返し引っ張ると割れる可能性があります。
そのため、長く使うことを考えてPETGを選びました。
私が実際に使っているPETGフィラメントはこちら👇(Amazonで約2,000円)

ELEGOO 高速 PETG フィラメント 白色 印刷速度600mm/s対応可能 (1KG/スプール)
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ハサミホルダーの作り方
ここからは作り方を解説していきます。
設計のポイント
- 机の脚に合わせて形状を作ります。
- ハサミが出し入れしやすいよう穴を斜めに
- ハサミの持ち手がつかみやすいように、穴を回転しない長方形にしました。
- 角を丸くして安全性を確保 触れたときに痛くないよう、R処理を多めに。

スライサー設定とポイント
まず初期設定で一度プリントし、状況に合わせて調整しましょう👇


💰 印刷コストの目安
・費用:約50円/1個
・プリント時間:約1時間/1個
机への取り付け方法と使い方
取り付けはとても簡単で、工具は不要です。
取り付け手順
- ホルダーを机の脚にはめこむ
- ハサミを差し込んでフィット感を確認
スムーズに出し入れできるか、落下しないかをチェック。 - 必要に応じて位置を微調整
利用者さんの利き手や作業動線に合わせて調整できます。

実際の使い方
- 作業前にハサミをホルダーにセット
- 使うときは片手でスッと取り出せる
- 使い終わったら自然と元の位置に戻す習慣がつく
机の裏側にあるため、視界の邪魔にならず、 「置き場所が決まっている」ことで探す時間も減ります。
実際に使ってみた感想と安全面での効果
現場で試してみると、次のような変化がありました。
- ハサミの落下がゼロに近くなった
- 机の上が散らからず、作業スペースが広く使える
- 利用者さんが“元の場所に戻す”習慣を持ちやすくなった
- 職員さんが探す時間が減り、作業がスムーズに
- ストラップと併用することで、持ち出し防止にも効果的
特に「落ちるかもしれない」という不安がなくなることで、 作業中の安心感が大きく向上しました。
また、3Dプリンターなら必要に応じて形状を変えたり、 別の机用にサイズ違いを作ったりと、柔軟に対応できます。
作ってツナガル工房では、日々の「困りごと」を解決するアイデアを発信しています。
みなさんのリクエストも大歓迎です!



