作ってツナガル工房では、福祉施設の職員さんと一緒に、袋詰め作業を少しでも取り組みやすくする道具を試作・改良してきました。
そんな「袋詰め作業を支援するDIY」の中から、実際に現場で使って好評だったものをまとめてご紹介します!
袋詰め作業は一見シンプルな作業に見えます。
しかし実際には、

野菜が途中で引っかかる…
袋が閉じちゃって入れにくい…
といった、作業者本人のやりづらさや
- 本物の野菜は傷みやすく、衛生管理が大変
- 繰り返し練習したくてもコストや管理の負担が大きい
といった職員さんの悩みがよく聞かれます。
こうした課題が重なると、作業そのものが負担になり、「うまくできない」「失敗が続く」といった体験につながりやすくなります。

もし、作業がやりやすくなり、何度でも安心して練習できる環境が整えば、袋詰め作業はもっと取り組みやすくなるはずです。
この記事では、福祉施設の職員さんの声をもとに試作と改良を重ねてきた、袋詰め作業を支援するDIYの道具やサンプルをまとめて紹介します。
「市販品だけでは合わなかった」
「現場に合わせて少し工夫したい」
そんな方のヒントになれば幸いです。
1. 袋詰め作業でよくある共通の悩み
袋詰め作業には、次のような“つまずきポイント”があります。
袋を開いたまま野菜を入れるのが難しい
袋を片手で押さえ、もう片方で中身を入れる。この動作は想像以上に難しく、袋が閉じてしまい、何度もやり直す場面もあります。
中身をきれいに揃えにくい
野菜の向きや形がそろわず、袋の内側に貼り付いてしまい、無理に入れようとして、崩れてしまうこともあります。
本物の野菜が使いづらい
本物の野菜は、
- 傷みやすい
- 衛生管理が必要
- 繰り返し使えない
といった理由から、練習用としては扱いづらい面があります。
こうした小さな困りごとが積み重なり、作業への苦手意識につながってしまうこともあります。
2. 袋詰め作業を支援するための視点
作ってツナガル工房では、袋詰め作業を支援する際に、次の2つの視点を大切にしています。
① 作業環境を整える
袋が安定して開いているだけで、作業の難易度は大きく下がります。
「うまくできない原因は、本人ではなく環境にある」そう考え、道具でサポートすることを重視しています。
② 教材を工夫する
練習用の素材を工夫することで、
- 失敗してもやり直せる
- 繰り返し練習できる
- 衛生面の不安を減らせる
といったメリットがあります。
この2つの視点から生まれたのが、次に紹介する袋詰め支援のDIYです。
3. 袋詰め作業を支援するDIY一覧
袋詰めホルダー|袋を安定して開くための道具
袋詰め作業で最初につまずきやすいのが「袋を開いたまま入れる」工程です。
袋詰めホルダーは、「袋を開く作業」と、「野菜を入れる作業」に作業分解することで。一つ一つの作業に集中できるようにするための道具です。
- 袋が開いた状態で固定できる
- 両手を使って、ひとつの作業に集中できる
職員さんと一緒に、現場で試作と改善を重ねながら形にしました。

▶ 実際の使い方は動画でも確認できます👇
👉作り方や工夫の詳細は「袋詰めをラクに!100均で作る袋詰めホルダー」の記事で紹介しています。
4. 繰り返し使える野菜サンプル|練習用の教材
本物の野菜の代わりに使える、袋詰め練習用の野菜サンプルも製作してきました。
オクラサンプル(袋詰め練習の導入に)
小さいオクラは扱いやすく、袋詰め練習の導入に適した形状です。
- 向きを意識する練習
- 本数を数える練習
などに活用できます。

👉作り方や工夫の詳細は「オクラサンプル」の記事で紹介しています。
みかんサンプル(バランス感覚の練習に)
丸く転がりやすいみかんは、袋に入れる際のバランス感覚を養うのに向いています。
- 大きいので指先で持つ
- 並べる配置による、入れる順番
を意識する練習に役立ちます。

👉作り方や工夫の詳細は「みかんサンプル」の記事で紹介しています。
ナスサンプル(並び順を考える練習に)
サイズが大きく、形に特徴のあるナスは、入れ方や並び順を考える練習に適しています。
- 押し込まずに入れる
- 曲がりの大きいものは真ん中に入れる
といった工夫が必要になります。

👉作り方や工夫の詳細は「ナスサンプル」の記事で紹介しています。
きゅうりサンプル(上下を見分ける練習に)
長くて曲がりのあるきゅうりですが、へたと先端の見分けが難しい野菜です。
- へたと先端の違いを見分ける
- 曲がり方向をそろえて入れる
- 短いきゅうりは真ん中へ入れる
など工夫が必要です。

👉作り方や工夫の詳細は「きゅうりサンプル」の記事で紹介しています。
野菜サンプルまとめ
これらのサンプルは、衛生的に管理しやすく、繰り返し使える点が特徴です。
5. どれを使えばいい?簡単な使い分けの考え方
※どれを使うか迷った場合は、まずは袋詰めホルダーから試すのがおすすめです。
- 袋を開いたまま野菜を入れるのが難しい
→ 袋詰めホルダー - 野菜を揃えて入れる練習をしたい
→ 野菜サンプル - 作業全体の流れをつかみたい
→ ホルダーとサンプルを併用
いきなりすべてを使う必要はありません。現場の状況や利用者さんに合わせて、「必要なところだけ」を取り入れるのがおすすめです。
6. まとめ|現場に合わせた袋詰め支援の考え方
袋詰め作業は、やり方や環境を少し工夫するだけで、ぐっと取り組みやすくなる作業です。
紹介した道具やサンプルは、現場の声をもとに試作・改良を重ねてきました。
- 市販品が合わなかった
- もう少しだけ使いやすくしたい
- 低コストで工夫したい
そんなときのヒントとして、参考にしてもらえたら嬉しいです。

完璧を目指さなくても、
現場に合わせて少しずつ改善していけば大丈夫です!
今後も、袋詰め作業を支援するアイデアは随時追加していく予定です。
今回紹介したツールの詳しい作り方はこちら
👉100均で作る袋詰めホルダー
👉オクラサンプル
👉みかんサンプル
👉ナスのサンプル
👉きゅうりサンプル
他にも支援をサポートするアイデアあり
👉 職員さんが選ぶ!支援ツールDIY 3選



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