こんにちは、作ってツナガル工房です!
スマホスタンドを買ったものの、

「角度が合わなくて見づらい」
「充電ケーブルが邪魔で不安定」
「ちょうど良いデザインがない」
などと感じたことはありませんか?
わが家でも、100円ショップから高価なものまでいろいろ試しましたが、どうしても「あと少し使いやすければ良いのに…」と不満が残っていました。

そこで今回挑戦するのは、3Dプリンターで“自分にピッタリ合わせたスマホスタンド”のDIYです!
この記事では、
- 自分の好きな角度でスマホを固定できる
- 充電しながら快適に動画や作業ができる
- 世界に一つだけのオリジナルスタンドを手に入れられる
- 家族や子どもと一緒に楽しめる DIYの魅力
といったメリットを感じてもらえたら嬉しいです。
**「既製品に満足できない」「もっと便利なスタンドが欲しい」**と考えている方に、設計データや製作手順を丁寧に解説します。
1.スマホスタンドを自作するメリット
スマホスタンドは動画やゲーム、ビデオ通話、オンライン学習など、様々なシーンで活躍します。しかし市販品を使ってみると「角度が微妙に合わない」「サイズが大きすぎる/小さすぎる」「デザインがいまいち…」と不満を感じることもあります。
自作のメリット:
- コストが安い:フィラメント代は数十円~数百円程度
- 自由度が高い:角度・サイズ・形状をカスタマイズできる。
- 複数作れる:家族用や仕事用に気軽に追加できる
- 学びになる:3D設計・3Dプリンターのスキルが身に付く

「自分にピッタリ合わせた形を作れる」点が最大の魅力!
2.必要な材料と準備するもの
今回使用した主な機材と材料はこちら👇
- 3Dプリンター:CREALITY Ender-3 V3 KE
- フィラメント:PLA(扱いやすく初心者向け)
色は青色のPLAと、茶色のウッドフィラメントPLAを初めて使用。仕上がりが楽しみ! - 設計ソフト:FreeCAD や Fusion360など、無料ソフトがおすすめ
- スライサーソフト:Creality Print
- バリ取り用:ニッパー

PLAは低価格で入手しやすく、家庭用3Dプリンターに最も適しています。
耐久性を求める場合や屋外で使用する場合はABSなども選択肢になります。
3.自分にピッタリ合わせたCADデザインはこちら(STLデータあり)


ポイント!
・自分の使い勝手に合わせた角度に
・わが家のスマホにちょうどの大きさ
・真ん中に充電ケーブル用の溝
・仕上がりの奇麗さにこだわり、サポート材が要らない設計
4.3Dプリンターで出力してスマホスタンドを完成させる手順
(1)スライサー設定のポイント
- ノズル径:0.4mm
- レイヤー高さ:0.2mm
- 初期レイヤー高さ:0.25mm(少し増量)
※初期レイヤーの定着が安定します - 充填率:15%
※低いように思いますが、意外と強度は十分です - 印刷速度:100mm/s程度
※奇麗にプリントしたい場合は速度をゆっくりにする - サポート材:なし
※サポート材がないとバリが出ないので、奇麗な仕上がりに! - プリント時間:2時間40分


横に寝せて印刷することで、サポート材がなくても大丈夫!
なように設計しています!
(2)3Dプリンター出力し完成

自分にぴったり合わせた角度&大きさ、充電対応のスタンド。
息子用の青色とママ用のウッドフィラメント(木の温かい感じ出てます!)
ちょっとした工夫で、毎日の暮らしがもっと楽しく便利になりますよ!
(3)STLデータ無料配布
STLデータはこちら👉 ダウンロード
※再配布・商用利用はご遠慮ください。個人利用の範囲でご活用ください。
5.実際に使ってみた感想と使い勝手レビュー

・角度もサイズもちょうど良い
・充電ケーブルが気にならない
・色も形もカワイイ

・今回も満足の一品が出来ました
・ママにも息子にも、「すごーい!」の声、もらいました
6.よくある質問(FAQ)
Q1. 他のプリンターでも作れますか?
→ はい。一般的な家庭用3Dプリンターなら問題なく印刷できます。
Q2. ABSでも作れますか?
→ 可能です。ただしABSは反りやすいので注意してください。
Q3. タブレット用にも使えますか?
→ 設計サイズを大きくすれば対応可能です。
Q4. フィラメントの定着をよくする方法ありますか?
→ 初期レイヤースピードを遅くする
→ 初期レイヤー高さを大きくする
→ Brim(ブリム)や、Raft(ラフト)を付ける
→ ビルドプレートをPEIシートにする
などの方法があります。
7.まとめ:3DプリンタースマホスタンドDIYで得られる楽しさと実用性

身の回りの「ちょっと不便だな」を、自分で作って解決できるのがDIYの面白さ。
親子で作ることで、知育にもつながり、ものづくりの楽しさも味わえます!
今後も、「こういうのがあったら便利!」というアイデアをどんどん形にしていきます!
「こんなの作って!」というリクエストも大歓迎です!
\あわせて読みたい!おすすめ記事/
コメント