こんにちは
作ってツナガル工房です!
カード入れ用にケースを買ったけど、

「カードがバラバラになる」
「欲しいカードが探しにくい」
「100均で安く手に入ったけど、もう少し使いやすくできないかな?」
──そんな悩みを感じたことはありませんか?
100均のケースは安くて便利ですが、仕切りが固定されていたり、枚数が増えると使いにくかったりすることもあります。

そんな時こそ、3DプリンターDIYで自由にカスタマイズするのがおすすめです!
実際に100均のケースを購入し、3Dプリンターを使って仕切りパーツを自作しました。寸法を調整してジャストサイズで設計できるため、カードが崩れず、出し入れもスムーズ。さらに、必要な数だけ仕切りを追加してカスタムできるので、市販品では得られない利便性が手に入ります。
この記事では、悩み → 解決策 → 実際の設計・出力・使用レビューまでを詳しく解説します。DIY初心者でも再現できるよう、STLデータ配布や設計のコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.よくある悩み:カードケースの使いにくさ
(1)仕切りが足りない
100均のカードケースは安価で手に入りますが、仕切りが無かったり、少なくてカードが混ざりやすいという欠点があります。
(2)サイズが合わない
市販の仕切り板はケースと微妙に合わず、ズレたり浮いたりしてしまうことがあります。

こうした悩みを抱えている人にこそ、3DプリンターDIYによるカスタマイズが役立ちます!
2.解決策:3Dプリンターで仕切りをDIY
自作のメリット
- 必要な数だけ仕切りを製作できる
- ケースのサイズにジャストフィット
- 爪やリブを追加してズレ防止が可能
- デザインを工夫してオリジナリティを出せる

自分の好みに合わせて自由にカスタマイズできるのが3DプリンターDIYの魅力!
3.必要な材料と準備するもの
(1)カードケースは100均がおすすめ

・今回はDAISOでケースを購入
(2)3Dプリンター
- CREALITYのEnder-3 V3 KE を使用
(3)フィラメント

今回はPLAを使用!
- PLA:安価で扱いやすい。日常使用には十分。
- PETG:強度と柔軟性があり、長期使用におすすめ。
- ABS:耐熱性に優れるが、出力難易度がやや高い。
(4)CADソフト
- FreeCAD、Fusion360、Tinkercad など無料ソフトがおすすめ。
(5)測定工具
- ノギス:各所の寸法を採寸
(6)工具類
- ニッパー:バリ、糸引き部分の処理
4.CADソフトでモデルを作成
(1)設計するポイント
- 仕切りの両サイドにケースの溝にフィットする爪を設けることで、仕切りが浮いたりズレたりしないように設計
- 強度もありつつ邪魔にならないよう、厚みを1mmに
- ケースと仕切りの上面を合わせる設計

・大きさ:
幅(W)77 × 高さ(H)60 × 厚み(T)1mm
(2)STLデータの無料配布はこちら
stlデータはこちら👉 ダウンロード
※再配布・商用利用はご遠慮ください。個人利用の範囲でご活用ください。
5.3Dプリンターで出力する手順
(1)スライサー設定の目安
- 材料:PLA
- ノズル径:0.4mm
- レイヤー高さ:0.2mm
- 初期レイヤー高さ:0.25mm(少し増量)
※初期レイヤーの定着が安定します - ウォールライン:2層
- トップレイヤー:4層
- ボトムレイヤー:4層
- インフィル:15%
※プリント品の厚みが1mmなので、トップとボトムだけとなり、インフィルは関係なし - 印刷速度:100mm/s程度
※奇麗にプリントしたい場合は速度をゆっくりにする - プリント品の端が反ってしまう場合は、ブリムやラフトを付けると反りにくくなります
※※完成後の取り外し処理が必要になるので注意 - サポート材:なし(基本、最小限にすると奇麗になる)

(2)プリント時間と材料費の目安
- プリント時間:14分/1個
- フィラメント使用量:6g(約12円)/1個

低コストなので、費用を気にせず たくさん作れます!
6.実際に使ってみた効果


- 整理しやすい:カードが混ざらず、種類ごとに分類できる
- 取り出しやすい:スッとスムーズに取り出せる
- 見た目スッキリ:ケース内が整頓され、視認性が上がる
- カスタマイズ性:仕切りを追加・削除でき、用途に応じて調整可能
8.よくある質問(FAQ)
Q1. フィラメントはPLAで十分ですか?
→ 日常使用なら問題なし。強度や耐久性を求めるならPETGやABSも検討
Q2. サイズ違いのケースでも使えますか?
→ ケース内寸を測り、データを調整すれば対応可能です。
Q3. サイズ調整は難しいですか?
→ CADで数値を変えるだけ。初心者でも簡単です。
→ スライサーソフトでも全体的な拡大/縮小が可能です。
Q4. 3Dプリンターがない場合は?
→ STLデータを公開しているので、DMM.makeなど外注サービスでも製作可能です。
9.まとめ:カード収納をもっと便利に!
- 悩み:カードがバラけて整理できない
- 解決策:3Dプリンターで仕切りを自作
- メリット:低コスト・自由設計・使いやすさ向上

「ちょっと不便」を「自分で解決」できるのが3DプリンターDIYの魅力です。
ぜひDIYの参考にしてください!
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※再配布・商用利用はご遠慮ください。個人利用の範囲でご活用ください。
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