みかん袋詰めが整う!最初の2個を簡単セットできる3Dプリンター治具の作り方
みかんの袋詰めで、
「うまく並ばない」「見栄えが整わない」と感じたことはありませんか?
特に最初の2個の配置は難しく、手先が器用でない方には負担になりがちです。
そこで今回、誰でも簡単にきれいに並べられるように、
みかんの位置を整える補助治具を3Dプリンターで作りました。
この治具を使えば、袋詰めがスムーズになり、見栄えも安定します。
- みかん袋詰めをきれいに仕上げる配置のコツ
- みかんセット治具の作り方
- 実際に使ってみた感想
みかん袋詰めの困りごと
みかんを袋詰めするとき、最初の2個をどう置くかで仕上がりの見栄えが大きく変わります。 本来は「左右に少し離してセットする」のがきれいに見えるコツですが、手先が不器用な方や作業に慣れていない方にとっては、この“最初の2個の配置”が意外と難しいポイントです。
特に、
- 2個が寄ってしまう
- 片方だけ傾いてしまう
- 置き直しが何度も必要になる といった困りごとがよく起こります。
この最初の工程が安定しないと、後から入れるみかんも揃いにくく、全体の見栄えに影響してしまいます。
解決アイデア:みかんセット治具とは?
そこで考えたのが、最初の2個の位置を自然に決めてくれる補助治具です。
最初のみかんを2個、左右に離した状態でセットできる治具で、メガネのような形をしていて、2つのカップ状のくぼみにみかんを1個ずつ置けるようになっています。
この治具を使うことで、
- 不器用な方でもきれいに配置できる
- 作業スピードが安定する
- 見栄えのバラつきが減る といったメリットがあります。
支援現場や軽作業のトレーニングにも使いやすいシンプルな構造です。

みかんセット治具を作る材料と機材
今回の治具は、3Dプリンターを使って製作しました。
3Dプリンター
私が実際に使っている Bambu A1 mini はこちら👇組み立てほぼ不要、初心者でもすぐ使えます。(Amazonで約4万円/セール時は約3万円)
フィラメント:PETG
今回は、適度な強度と柔軟性のあるPETGを採用。
PETGは
・しなやかで割れにくい
・繰り返しの着脱に強い
・適度にしなる
今回のような手作業で使うパーツに適しています。
PLAでも作ることはできますが、硬いため繰り返し使うと割れる可能性があります。
そのため、長く使うことを考えてPETGを選びました。
私が実際に使っているPETGフィラメントはこちら👇(Amazonで約2,000円)
おすすめ設計ソフト、スライサーソフトの選び方

机に置くタイプは取付板とネジを購入|100均
・取付板 1個 110円
・ネジ 4個 110円

みかんセット治具の作り方
治具の設計から完成までの流れをご紹介します。
① 設計手順とポイント
- みかん2個を置くための円形ホルダーを左右に配置し、中央をアーチ状のブリッジでつないだ形状です。
- ホルダーの直径は、一般的なみかんのサイズ(約55〜65mm)に合わせて設計しています。
- みかんが安定して収まるよう、少しゆとりを持たせた設計にするのがコツです。

② スライサー設定とポイント
まず初期設定で一度プリントし、状況に合わせて調整しましょう👇

③ プリント完成
机に置くタイプは、ネジで板に取付けます。

💰 印刷コストの目安
- 材料費:約50円/1個
- プリント時間:約1.5時間/1個
🎁 みかんセット治具のSTLデータ無料配布
👉みかんセット治具(手に持つタイプ)
👉みかんセット治具(机に置くタイプ)
※個人利用の範囲でご自由にお使いください。
※再配布・商用利用はご遠慮ください。
実際に使ってみた感想
完成した治具を袋の中にセットし、みかんを載せてみます。狙い通り、2個のみかんが左右に離れた状態でキープされ、上にみかんを積んでもバランスが崩れません。

まとめ
みかんの袋詰め作業で「最初の2個を離して置く」というちょっとしたコツを、治具によって誰でもかんたんにできるようにしました。3Dプリンターがあれば、現場の困りごとに合わせたオリジナルの道具をすぐに作れるのが大きな魅力です。
福祉施設の就労支援現場では、ほんの少しの工夫で作業のハードルが下がり、利用者さんの「できた!」という達成感につながります。同じような課題を感じている方の参考になれば幸いです。
作ってツナガル工房では、日々の「困りごと」を解決するアイデアを発信しています。
みなさんのリクエストも大歓迎です!



