こんにちは、作ってツナガル工房です。
私も息子も「作ること」が好きで

ゲームセンターのようにワクワクするゲームを、おうちで作れたら楽しいね!
と思う私たち親子…そんな発想からビー玉発射台 を自作することにしました。
家庭や教育現場でよく耳にするのが、
- 「市販のおもちゃは高額で、カスタマイズが難しい」
- 「もっと子どもの好みに合わせた教材が欲しい」
- 「手作りで工夫できたら支援や遊びの幅が広がる」
という声です。

LEGOとEV3、3Dプリンターを組み合わせ、自由にカスタマイズできる
ビー玉発射台を親子で自作しよう!
本記事では、製作の流れ・遊び方・知育効果を動画や写真付きでわかりやすく紹介します。
1.なぜビー玉発射台を作ろうと思ったのか?(LEGO × 3Dプリンター活用)
最初のきっかけは、息子とビー玉を使って遊んでいるときに、

・もっと遠くまで飛ばしたい!
・連射できたらカッコいい!
と息子が笑顔で言ったこと。
そのひとことが、この自作チャレンジの始まりでした。
LEGOだけでは限界がある部分を、EV3、3Dプリンターで補助パーツを作ることで解決。
「組み立てやすさ」「耐久性」「発射の安定性」を兼ね備えた構造に仕上げることを目指しました。
2.準備した材料と道具
- LEGOブロック(テクニックパーツ、ギア、ピンなど)
- LEGO Mindstorms EV3(コントローラー、モーター、ケーブル)
- ビー玉(100均で直径15~16mmが最適)
- ばね(発射ピストン戻し用)
- 3Dプリンター(Ender-3 V3 KE)
- フィラメント:PLA(環境に優しい素材)
- 設計用CADソフト(無料ソフトがおすすめ)
- スライサーソフト(Creality Print)
- ニッパー:3Dプリント部品のバリ取り用

💡 ポイント
市販のおもちゃは「買って遊ぶ」で終わりますが、DIYは「欲しい形・大きさを自分で設計できる」点が大きな魅力。投入口の広さ、発射角度、発射距離も思い通りに調整可能です。
3.作り方の流れ:3DプリンターとLEGOで作るビー玉発射台
(1)基本構造の設計方法

まずはCADソフトで
・ビー玉発射パーツ
・ビー玉装填パーツ
を設計。

LEGOと脱着できるよう凹凸を付け、脱着強度を意識して調整しました
(2)STLデータ無料配布
🎁ビー玉発射パーツのstlデータはこちら👉 ダウンロード
🎁ビー玉装填パーツのstlデータはこちら👉 ダウンロード
※再配布・商用利用はご遠慮ください。個人利用の範囲でご活用ください。
(3)3Dプリントのコツ

✅材料 :PLA(環境に優しい)
✅ノズル径 :0.4mm
✅充填率 :15%
✅印刷スピード :100mm/s
✅プリント時間 :約1~2時間/1部品
✅フィラメント使用量:25g(約50円)

僕だけの理想のパーツが完成!
(4)LEGOとプリンタパーツの合体

LEGOに3Dプリントパーツを取付け。
EV3モーターとギアを組み合わせて、手動・自動どちらでもビー玉を発射できる構造にしました。
4.遊び方の工夫例:ゲームとしてアレンジする方法
- 対戦ゲーム:親子で対面し、真ん中に的をセット。的を相手のエリアに押し込んだ方の勝ち!
- 得点チャレンジ:的を置き、当たった場所ごとに点数をつける。
- 距離競争:ビー玉がどこまで飛ぶかを親子で競争。

プログラミング応用:EV3で発射間隔を制御し、連射機能を追加
操作概要
- 中央ボタンを押す
- モーターが左回りに3回転
- 回転シャフトが発射レバーを押し、ビー玉を3連射
これにより、手動では難しい高速連射が実現しました。
遊びながら「力の加減」「角度の調整」「機構の理解」を自然に学べます!
5.知育・発達支援につながる効果:発想力・観察力・集中力を育てる
- 観察力の育成:飛び方の違いを比較しながら工夫できる。
- 集中力アップ:何度も挑戦しながら改善を繰り返す。
- 手先の器用さ:LEGOの組み立てやビー玉操作で指先を鍛える。
- 親子コミュニケーション:一緒に「どうすればうまく飛ぶか」を考える時間が増える。
- 安心感:家庭で安全に繰り返し遊べるため、支援が必要な子どもにも最適。
6.応用アイデア:3Dプリンターでカスタマイズする方法
- コース拡張:スロープやトンネルを追加して、長いコースを作る。
- ターゲットゲーム:ペットボトルや紙コップを的にして倒す遊びに発展。
- 3Dプリンター活用:オリジナルの障害物を作り、自由度を高める。
- 教育現場で活用:小学校の理科・技術の授業や、発達支援教室での教材としても応用可能。
7.よくある質問(Q&A)
Q1. LEGO EV3を持っていないとできませんか?
→ 手動レバーでも発射できるので、EV3なしでも楽しめます。
Q2. 何歳から遊べますか?
→ 小学校低学年からOK。小さなお子さんは必ず保護者と一緒に遊びましょう。
Q3. ビー玉以外でも遊べますか?
→ 3Dプリントパーツの形状を変更すれば、ペットボトルのフタも発射できます!
8.まとめ:親子で楽しめる!LEGO × 3Dプリンターで広がる知育の世界
今回紹介した「EGOとEV3、3Dプリンターで作るビー玉発射台」は、
- 遊びながら学べる
- 親子でコミュニケーションが深まる
- 支援現場でも活用できる
という多くのメリットがあります。

市販のおもちゃを「買って終わり」にするのではなく、「作って学ぶ」体験を子どもと一緒に楽しむ。
その積み重ねが、子どもの創造力・集中力・自信につながっていきます。
ぜひ、みなさんの家庭や教育現場でも、このDIYにチャレンジしてみてください!
過去記事の LEGO EV3でメダル落としゲームを自作!親子で楽しむ知育トイ を含め、ものづくりのアイデアを広げるきっかけになれば嬉しいです。
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